介護施設向けChatGPT活用

ChatGPTで高齢者にも分かりやすい文章に直す方法

掲示物や案内文を、高齢者にも読みやすい短い文章へ整えるページです。

このページで分かること

難しい言葉をやさしくする
短い文にする
命令口調を避ける
不安をあおらない表現にする
GPTガイドくんが介護施設でChatGPTを安全に使う注意点を案内しているイラスト まなぶちゃんが介護施設向けのChatGPT活用を学んでいるイラスト

まなぶちゃんとGPTガイドくんの会話

まなぶちゃん

利用者さんの記録をそのまま入れて相談してもいいの?

GPTガイドくん

個人情報や医療情報は入れないようにしましょう。架空の例や匿名化した形で、文章の型だけ相談するのが安全です。

読みやすい文章の基本

1文を短くし、専門用語を減らします。

大きな文字の掲示でも読めるよう、文章量を減らすことも大切です。

やさしい言い換えのコツ

命令ではなくお願いの形にする

理由を短く添える

不安を強める言い方を避ける

尊重する表現にする

掲示物で確認すること

文字量が多すぎないか

日付や場所が見やすいか

読み間違えやすい言葉がないか

施設の表現方針に合っているか

そのまま使えるプロンプト例

以下の文章を、高齢者にも分かりやすいように、短くやさしい言葉に直してください。命令口調ではなく、丁寧で安心できる表現にしてください。
施設内掲示用に、1文を短くして、読みやすいお知らせ文へ直してください。

NG例 / OK例

避けたい使い方安全に使いやすい聞き方
利用者さんの実名や病歴を入れて相談する個人を特定できない架空例に置き換えて、文章の型だけ相談する
体調や服薬に関わる判断をAIだけで決める専門職や施設ルールで確認し、文章整理やチェックリストだけ補助してもらう
緊急時の対応をAIに相談してから決める施設の緊急時手順に従い、後日の振り返り資料作成に使う

介護施設で使う時の注意点

  • ChatGPTの回答は人間が確認する
  • 個人情報や医療情報は入力しない
  • 医療、介護、服薬に関わる判断は専門職や施設ルールに従う
  • 緊急時は施設の手順に従う
  • 利用者情報は匿名化または架空例で扱う
  • 職員、看護師、医師、施設責任者の確認が必要
  • 重要な判断は人間が行う

読みやすさは「文の長さ」でほぼ決まる

高齢の方に向けた文章で最初に見直すべきなのは、語彙より1文の長さです。長い文は、読んでいる途中で最初の主語を見失います。これは知識の有無ではなく、読む負担の問題です。

目安として、1文は40文字程度までに収めます。ChatGPTに頼むときは、次のように具体的に指定してください。

  • 「1文を40文字以内にして、1文につき1つのことだけ書いてください」
  • 「『〜ですが』『〜ので』でつながっている文を、2つに分けてください」
  • 「かたかなの言葉を、日本語の言い方に直してください」
  • 「数字は算用数字で、日時は『◯月◯日(◯)午後◯時』の形にそろえてください」

4つ目のような表記の統一は、見落とされがちですが効果があります。掲示物の中で日付の書き方が揺れていると、読む側が毎回読み解くことになります。

掲示前に人が確認すること

やさしい言い換えは、意味が変わりやすい作業です。特に、条件や例外が削られることがあります。「原則として」「◯◯の場合を除き」といった但し書きは、読みにくさの原因になる一方で、無くすと内容が変わります。

掲示する前に、次を確認してください。

  1. 日時・場所・持ち物が元の資料と一致しているか:言い換えの過程で変わることがあります。
  2. 但し書きが消えていないか:消えているなら、短い一文として残します。
  3. 個人が特定される情報が入っていないか:利用者名、部屋番号、家族の情報。
  4. 断定になっていないか:体調や医療に関わることは、施設として言い切れる範囲に留めます。

利用者の氏名、健康状態、家族構成などの個人情報は、ChatGPTに入力しないでください。文面の作成は、固有名詞を伏せた状態でも十分に行えます。医療・服薬・体調に関わる内容は、必ず有資格者の確認を経てください。

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